ランドナー

 ランドナーとは、ロードバイクの車種の一種である。語源は「小旅行」を意味するフランス語「ランドネ」から来ている。

 ランドナーが登場したのは1980年代、所謂サイクリングブームの真っ只中であった。各社から様々な自転車が発売される中で、ブームに後押しされる形でフランス発祥のランドナーは日本独自の進化を遂げつつ急速に普及していった。
 当時のロードバイクはクロモリが一般的であり、ランドナーは2~3泊程度の小旅行を想定した装備を有する。クロモリホリゾンタルフレーム(トップチューブが水平)に、いわゆるママチャリと同径のホイール(650A,650B)やダウンチューブシフター(Wレバー)、泥除け、ドロップハンドル、トゥクリップなど、ママチャリとロードバイクのハイブリッド車のような外見的特徴を持つ。
 派生車種として、長期の旅行を想定した重装備の「キャンピング」や峠道・悪路走破に特化した「パスハンター」などがあったが、ブームの衰退やMTB・ロードバイクの二極化によってランドナーとともに急激に衰退していった。

 しかし、今日においても同車の持つクラシカルな魅力に惹かれる者は数多く、熱狂的なファンがいることもまた事実である。

 取扱メーカーは丸石自転車(エンペラー)、MIYATA自転車(アイガー)、新家工業(スワロー)などがあり、オーダー品(東叡社(TOEI)、深谷産業(ダボス)、今野製作所(ケルビム))も存在する。

 ちなみに、一般的なロードバイクと同径(700C)で高速走行に特化したものをスポルティフと呼ぶ。

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